『防災にオーラルケアを』

令和6年8月8日に巨大地震注意報が出されました。

急いで防災バッグの確認や買い出しをした方も多いと思います。

食料、簡易トイレ、衣類etc…準備物はたくさんあると思いますが、歯磨きセットは防災バッグの中に入っていますか?


断水時、水が不足すると飲料水が優先され貴重な水を歯磨きに使うことがためらわれます。

口の中を清潔に保つことが難しくなり、細菌が増え健康にさまざまな影響を及ぼすことがあります。特に肺炎になりやすい高齢の方は注意が必要です。


そこで今回は災害時のオーラルケアをご紹介します。


【水が少ない時】
①水 約30mlをコップに入れます
②その水で歯ブラシを濡らしてから口の中に入れ磨きます。(歯磨き粉があればつける)
③歯ブラシが徐々に汚れてくるので、ティッシュペーパー(あればウェットティッシュ)で歯ブラシの汚れをこまめに拭き取ります。
④最後にコップの水で2〜3回に分けてゆすぎます。一気に含むのではなく2〜3回に分ける方が綺麗になります。

※デンタルリンスがある場合は、約10mlのデンタルリンスで口の中をゆすいだ後、歯磨きをし唾液を出して終了です。


【水や歯ブラシがない時】
ハンカチ・タオル・ティッシュを指に巻き付け歯を拭います。
※ウェットティッシュがあれば尚良いですが、除菌でアルコールが入っているものもあるため、ノンアルコールのものがオススメです。

他にもデンタルリンスや口腔内用ウェットティッシュなどもあるため、防災バッグの中に入れておくのもポイントです。

 

災害時の歯科治療は 専門的な機械がない場合が多く非常に難しいです。
その中で口腔内の病気にかかってしまうとストレスも溜まりますし、糖尿病など全身の病気も悪化しやすく、その後の生活にも支障が出てしまいます。

 

「いつか」のために「いま」準備をしておくことがとても大切です。

防災にオーラルケアを今一度考えてみませんか?

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