こんにちは。

やまが歯科の衛生士です。
先日、藤田保健衛生大学七栗サナトリウムという病院に見学に行ってきました。
ここの病院は緩和ケア・リハビリテーション医療を主に行っているところです。
 
 
私たちは嚥下内視鏡検査(VE)について学んできました。
嚥下内視鏡検査とは鼻から直径約3mmの内視鏡(カメラ)を挿入します。
そこで咀嚼によって食品がどのくらい咬まれているか、どのくらい唾液と混ぜ合わされているかなど、
口から喉に流れてきた食塊(食べ物をよく噛んで飲み込めるようになった状態の食品の塊)を実際に見ることが出来ます。
ベッドサイドや在宅医療でも実施出来、また、検査所見を録画することで、詳細な所見の把握や見直しにも役立ちます。
 
何がわかるかと言いますと、
・咽頭腔内に痰等による汚染や唾液の貯留はないか
・嚥下反射惹起のタイミング
・食物の咽頭残留の有無
・食物の咽頭進入の有無などをみます
 
言葉が難しいですが検査を行うことによってとろみのある食事しか出来ないのか、それとも固形の食事が出来るようになるのかを判断します。
 
過去に患ったガン等の病気によって様々ですが多職種連携によって緩和治療やリハビリテーションがよりよく行われていることがわかりました。
 
そこで院長が衛生士の鼻から内視鏡を入れるという経験もさせてもらうことが出来ました。
講師の金森先生には非常に丁寧に教えて頂きました。
今後日本は確実に高齢社会が一層深刻化します。
歯科のこのような分野は必ず必要になってくると考えています。
 
医院で一層の知識を高めたいなと思える一日でした。

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